魚の呼吸の仕組み、方法。エラとは？

魚はどうやって呼吸しているの？

◆【子供への　わかりやすい回答】

（熱帯魚や金魚等を飼っている方は、まずは、じっくり観察してください。
飼っていない方は、料理用に買った魚をじっくり観察してください。
そして、エラを教えてあげてください。）

　人間は、空気を吸っているよね。これを「呼吸」って言うんだ。
この時、空気の中の酸素を体の中に入れているんだよ。
（　酸素・二酸化炭素は　
こちらを参照ください）

　そう、息をしないと、苦しくて死んじゃうよね。
これは、どんな動物も同じなんだ。

　と、言うことは、魚も息をしなければならないけど、
水の中に住んでるよね。　どうすればいいんだろうね？

　実は、水の中にも空気が溶けているんだ。
砂糖や、ジュースの粉も、水に溶けるよね。
不思議に思うかもしれないけど、空気も溶けているんだよ。

　人間は、空気を吸って、空気の中から酸素を体の中に入れるんだ。
この時、胸の所にある「肺」というものが酸素を取り出してくれるんだ。

　でね。魚は、水を吸って、水の中から酸素を体の中に入れるんだ。
この時、「エラ」というものが酸素を取り出してくれるんだ。

　魚も水を吸うのは、人間と同じ口。
酸素を取り出してくれるのが、人間は「肺」で、魚は「エラ」なんだ。

　水の中に住んでいるから、不思議だと思うけど、
とっても似ているんだね。

だって、人間は、どうやって生まれたのか？を教えてあげた時にも
話したけど、昔はみんな、海の中から生まれたんだから、
似ていて当然かもしれないね。
（
こちらを参照ください）

　そうそう、君が飼っている金魚が、水面で、口をパクパクさせていても、
あれは、空気を直接吸っているんじゃないんだよ。

　パチャパチャやって、水の中に空気を溶かしたいんだ。
そして、その空気が溶けた水を吸いたいんだ。そう、確かに苦しいんだよね。
水を替えてあげたり、ポンプを付けてあげてね。

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【解説】

　ご存知のように、クジラ等の哺乳類は、水の中に住んでいても
エラ呼吸でなく肺呼吸です。ですから、水面に出てきて呼吸します。

　長時間潜るために、大量の空気を吸いたいのです。大量に吸うために、
潮吹きと呼ばれるように、鼻から一気に大量の息を吐き出しています。

　一方、エラ呼吸以外の呼吸も出きる魚がいます。
ウナギや、ハゼの仲間です。　皮膚呼吸の機能が発達しています。
泥地に長時間いられるのはそのためです。

　マグロは、泳いでいないと、死んでしまうのはご存知でしょうか？
普通の魚は、エラを動かして、エラ呼吸するのですが、マグロは
エラを動かしません。
　常に泳いで、口から入ってくる水を通し、エラから酸素を取り入れています。
だから泳ぐのをやめると、酸素が取り入れられないのです。
常に泳いでいるため、筋肉が発達し、赤身なのでしょう(^^)

【参考】魚の鼻は何のため？
（
こちらを参照ください）

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