分子とは？原子とは？イオンとは？
（可能であれば、マヨネーズを作ってみてください(^^)）
今まで、何回も分子とか、原子とか、電子とか出てきたね。
▼暖められると空気や水が膨らむのは何故？
▼空気は何からできてるの？
▼電球はなんで光るの？
▼どうして磁石と鉄は付くの？
▼電気ってなに？
もっと最初に話せばよかったんだけど、今から説明するね。
マヨネーズは何から出来ているか知ってる？
油、たまご、酢 からできているんだよ。知っていた？
マヨネーズは、どんなに少しでも、ずっとマヨネーズ。あたりまえだよね。
もっともっと小さくして、これ以上小さくならないマヨネーズにするよ。
でも、まだ味はマヨネーズのままだよね。
でね、それよりも、もっともっと小さくすると、もうマヨネーズでは
なくなっちゃう。もうマヨネーズの味ではなくなっちゃう。
油、たまご、酢の味になっちゃうんだよね。
マヨネーズの場合は、このマヨネーズの色、味、硬さなどが変わらない
大きさで、これ以上小さくしたらマヨネーズでなくなっちゃう！
っていう位、小さくしたものが、「分子」だと思ってね。
で、油や、たまご、酢が、「原子」だと思ってね。
いい？ちょっと混乱するかもしれないけど、
本当は、油、たまご、酢は、原子でなく、これも「分子」なんだ。
わかりやすくするために、マヨネーズで説明したんだよ。
油も、小さくしていって、ものすごく小さくすると、
もう、油じゃなくなっちゃう。 そう、いくつかの原子から出来てるんだよ。
例えば、水の分子は、水素の原子２つと、酸素の原子１つから
出来ているんだ。
ややこしいんだけど、酸素分子は、酸素原子が２つから出来ているんだ。
酸素原子１つでは、全然酸素とはちがうんだよ。
ちょっとややこしいね。
まとめると、その物が、変わらないまま、一番小さくしたものが「分子」。
もっと小さくして、元の物とは全く違うものになって、それを
一番小さくしたものが「原子」。
なんとなくわかったかな？
説明が、下手だったけど、前に「電気ってなに？」って説明したよね。
（ こちらを参照下さい）
そう、原子には原子核と、電子があったよね。
原子の種類によって、この電子の数は違うんだ。でも決まった数がある。
そして、この電子はマイナスの力を持っているんだ。
そして、原子核は電子の数だけ、プラスの力を持っているんだよ。
だから普通はプラスとマイナスが同じ力で、どっちでもないんだ。
でもね。電子は、となりの原子に遊びに行っちゃうことがあるんだ。(^^)
そうすると、電子が多くなった原子はマイナスの力になっちゃうよね。
電子がいなくなった所はプラスの力になっちゃう。
こういう時の事を、「イオン」って言うんだ。
プラスの力を持っているとき「陽（よう）イオン」
マイナスの力を持っているとき「陰（いん）イオン」と言うんだ。
もちろん、スーパーのイオンとは違うよ(^^)
天才児ネット（もりした著）の本
◇ ◇ ◇
【解説】
ここまで来ると、ちょっと小さな子供には難しいかもしれません(^^;;
陽イオンは、−の電気に引きよせられ、陰イオンは＋の電気に
引きよせられます。
これを利用したものが、電池です。
化学的には、正電荷のイオンは、陽イオン。
負電荷のイオンは、陰イオン。となります。
では、近年家電によく使用されているマイナスイオンとは？
→ 定義があいまいです。陰イオンとも異なります。
定義が無いので、製品によってどんなものかバラバラです。
また、マイナスイオンのリラクゼーション、癒し、疲労回復などの効果は
科学的・医学的には何ら実証されていません。
ドライヤーは、電荷の関係で、髪が落ち着くのは、わかる気がしますが、
癒しや、疲労回復を大々的に宣伝している健康製品には気をつけましょう。
本当に健康になるなんて、証明されてませんから。
実験で、実感すると理解はより深まります。
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