鳥は、なぜ電線にとまっても感電しないのか?





◆【子供への わかりやすい回答例】


 難しい話だったけど、「自由電子がみんな同じ方向に動く」ことが
「電気が流れる」って事だったよね。

(  こちら を参照下さい)


きっと電気が鳥の体に流れていかないから、鳥は平気なんだよね。


「流れる」っていうと、どんな物を知っているかな?
(なんとか、”川”という答えを導いてください(笑))



例えば、水が流れている川が、2本あるとするよね。
(可能であれば、お子さんと一緒に、水遊び(泥遊び)でも
してみて下さいね。 きっと理解は深まると思います)



1つの川から、横に掘るだけだと、水は横には流れ続けないよね。

でもね。この溝をどんどん掘り進めて、もう1つの川までつなげたら、、、
水は流れ始めて、ずっとこの溝を流れるようになるよね。


鳥も同じなんだよ。よく見てごらん。
1つの電線の上に停まっているよね。

川の1つに溝がぶつかっているだけなのと同じだよね。


もし大きな鳥が、電線二つにまたがって停まったら、
焼き鳥になってしまうかもしれないね(^^)



でも、君は絶対に電線にさわっちゃいけないよ!
地球は、電気を通すんだ。 だから、地面に足をつけたまま触ったら
君の体には、電気はいっぱい流れてしまうからね。

2つの川にまたがった、溝と同じことだよね。



もし君がスーパーマンのように飛べるのなら、飛んだまま1つの電線を
触っても電気は流れないと思うけどね。。


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【解説】

 カラスの巣は、先程の説明のように、1つの電線にしか接していなければ
問題は起きないはずです。

 しかしながら、もし巣が、鉄塔と電線の両方に接していればショートして
しまうので、問題はあります。


電気はご存知のように、電圧の高いところから低いところへ流れていきます。
水が高い場所から低い場所へ流れていくのと同じような物です。

 電線の上の鳥の両足の間の電圧の差は、ほぼないため、電流は流れません。



 また最近では、配電線には、絶縁物で覆われていますので、昔よりは
安全にはなっているはずで、先程の回答例のようなケースでも
実は感電しないはずです。

が、もちろんお子さんには危険であると認知させて下さいね。
(田舎の方や、昔に張られたままの電線では、覆われていない事も多いです)


一方、高圧線はかなり高所にあり、コスト的な事から?か、むき出しです。


 大都市の市街地や、つくば市のように、計画的に作られた場所では
電線は地中に埋められています。電柱が交通の邪魔にならない上、
景観的にも、全てが地中にあるといいのですが、それには膨大な
コストがかかる事でしょう。



電線は、大雑把に言うと3種類に分けられると思います。

・送電線
 発電所から変電所までの電線です。電気の効率的な送電のために50万V
または22万Vのとても高い電圧がかかっています。鉄塔に張られます。

・配電線
 変電所で電圧を6000Vに下げられや、各家庭、工場、ビル、店舗などに
届けるための電線。電柱に張られた一番多く見かけるタイプの電線です。

・引き込み線
 電柱のトランスで電圧を100Vや200Vに更に落とし、各家庭の軒先まで
張られている線。
最近は200Vの家電製品もよく見かけますね。




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