人は、どうやって味がわかるの?
◆【子供への わかりやすい回答例】
味は、どこでわかるのかな?
そうだね。舌でわかるよね。
人間の舌はね。「にがい」、「すっぱい」、「塩からい」、「あま〜い」
というのがわかるんだ。最近になってもう一つの味がわかって全部で5つが、
基本の味なんだよ。最後の1つは、わかりにくいかもしれないけど、
「うまみ」という味で、だし汁にいっぱい入っている味だよ。
人間の舌にも、やっぱり細胞があるんだ。
細胞は、【記憶って何?】で、教えてあげたよね。
( こちら を参照下さい)
人間の舌には、味がわかる細胞が5千個くらいあるんだよ。
そして、その細胞は、場所によってわかる味が違うんだ。
舌の先っぽでは、甘い味。舌の奥の方では、にがい味がわかるんだ。
舌の奥の方に砂糖を置いてごらん。
あまり味がわからないよね。
逆に、反対に置くと、味がとてもわかると思うよ。
そんな5千個の細胞がそれぞれ、基本の5個の味のうちの何かがわかるんだよ。
わかった味は、君の脳に伝えられるんだ。5千個から来た情報で、
いろんな食べ物の味がわかるんだね。
君が、「おいしい!」とか、「まずい!」って思うのは、本当は
食べ物の味だけで決まるんじゃないんだよ。
臭い、見た目、温かさ/冷たさ、固さ/柔らかさ。いろんな事も関係あるんだ。
例えば、冷めちゃうと美味しくなくなってしまったりする事もあるよね。
風邪をひいて、熱があると、ボーッとしちゃうよね。
味がわかる細胞も、ボーッとして味が良くわからないのかもね。
鼻が詰まっていたりしてると、臭いもわからないから、余計だね。
試しに目隠ししたり、鼻をつまんだりすると、味が全然違うんだ。
面白いね。 人間は食べ物のいろんな情報から味がわかるんだね。
だからね。折角お母さんが、おいしく作ってくれた料理を食べる時、
テレビを見ながらなんて、食べたら、美味しさが減っちゃうよ。
食べる時は、テレビは消そうね。(^^)
天才児ネット(もりした著)の本
◇ ◇ ◇
【解説】
人間が、自分以外の周りから何かを感じるものに5感があります。
視覚、聴覚、嗅覚、触覚、そして今回の味覚です。
(以外にも平衡感覚や内臓感覚などもありますが、いわゆる5感は上記です)
ただ、味は5感全てが関係しているようです。例えば
目と鼻を隠して食べ物を食べると、驚くほど、何の食べ物かわかりません(^^;;
当然過去に食べた記憶も大きく影響します。
少し前までは、うま味を除いた4つが基本味とされてきましたが、
近年「うま味」も加えられてこの5つを基本味とされています。
また、うま味物質のグルタミン酸を発明した池田菊苗氏は、
特許庁が選定した日本の十大発明家に選ばれています
http://www.jpo.go.jp/seido/rekishi/judai.htm
舌には、下の粘膜の部分に味蕾(みらい)と呼ばれる部分があり、これが
食べ物の中の物質により化学的な刺激を受け、味を感じることになります。
この刺激が、脳に伝達されるわけですが、この味覚自体も全てが
解明されているわけではなく、現在も研究が進められています。
先週紹介した、新製品の「バイオ電池・実験キット」でも
化学的刺激がわかります。食べ物や飲み物により、電池の役目が出来るもの
出来ないものの違いが一目瞭然です。
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