なぜ汗は塩辛いのか？
◆【子供への わかりやすい回答例】
君の体の中には、水がいっぱいあるのは知っている？
それだけではなくて、生きていくのに必要な色んな物が体の中にあるんだ。
その中の１つに、塩もあるんだよ
君の血の中にも、塩は溶けているんだ。
汗は、体の中から水が出てくるんだったよね。
汗はほとんど水なんだけど、体に必要な物や、必要じゃなくなった物が、
ほんの少しだけ、その水に溶けているんだ。
そのうちの１つが塩なんだよ。
ゆっくりとかく汗は、体の中にある汗を出す管の中をゆっくりと通るんだ。
汗は、この管を通る時に、塩がその管の中でなくなっていくんだよ。
でもね、とても暑いときや、すご〜く、はげしい運動をした時は、
汗をどんどん出そうとするから、この管の中も早く通りぬけてしまうんだ。
すると塩が水に溶けたまま出てきてしまうんだね。
そういう時の汗は、なめてみると塩辛いと思うよ。
それでも、汗の重さが１００とすると、そのうち水が９９以上で
残りの中に、塩や、ちょっとおしっこの中味と同じような物も
入ってるんだよ（笑）
そう、要らない物も、少し入っているんだね。
怖い物を見た時に、ひんやりしたり、ブルブルッって震えるのも、
汗によって、温度が下がるから、寒く感じるのだろうね。
天才児ネット（もりした著）の本
◇ ◇ ◇
【解説】
汗の成分は、99%以上が水分です。（塩分が濃い時でも）
それ以外に、塩分、尿素、乳酸などが微量含まれています。
激しい運動をした時などは、上記説明のように塩分が多めに含まれます。
激しいスポーツ後のシャツなどが乾くと、塩分が付いている事があると思います
興奮や、緊張した時の発汗は、滑り止めの為の発汗だと考えられています。
緊急事態に対する、生物としての進化なのでしょう。
汗を出す、汗腺には、２種類あり、１つはエックリン汗と呼ばれ、体温を
下げるための汗を出します。
もう１つは、アポクリン汗腺と呼ばれ、腋下や陰部にあり、
体臭腺としても作用します。
また、乳腺は、実は汗腺が特異化し、発達した器官です。
人間の体には約２００万個の汗腺があるようです。
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