雑草は、どうやって生えるてくるのか?





【解説】

 植物は、種で増えるか茎や、根が分かれて増えます。
何も無いところから、いきなり芽が出ることはあり得ません。


 雑草の中には、草や土の色に似た目立たない小さな花を咲かせる
植物もいます。

 また、小さな小さな種が、風に吹かれて飛んできて土に混ざったのかも
しれません。

 あるいは、土の中に、根や茎が混ざっていたのかもしれません。


 そして、多年草と呼ばれる植物は、一旦枯れたように、土の上には
何も残っていない状態でも、土の下には茎や根が生きていることもあります。

 このように、一見何もないように見えても、何らかの種、根、茎から
生えてくるのであって、やはり何も無い所からは何も生まれません。


 Mr.マリックや、セロの手品も、何も無いところから何かを出している
ように見えても、実はタネがあるのです。。。(くだらない???)




 実験で、実感すると理解はより深まります。


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【追記です】
読者の方から、下記のような貴重な情報を頂きました。引用させていただきます。
情報提供ありがとうございます。


やまねのね と申します(男)。

毎回、メルマガを楽しみに拝見しております。
前回の大人の疑問、
>雑草は、なぜ生えるてくるのか?
についてですが、

>植物は、種で増えるか茎や、根が分かれて増えます。
>何も無いところから、いきなり芽が出ることはあり得ません。
>雑草の中には、草や土の色に似た目立たない小さな花を咲かせる
>植物もいます。
>また、小さな小さな種が、風に吹かれて飛んできて土に混ざったのかも
>しれません。
>あるいは、土の中に、根や茎が混ざっていたのかもしれません。
>そして、多年草と呼ばれる植物は、一旦枯れたように、土の上には
>何も残っていない状態でも、土の下には茎や根が生きていることもあります。
>このように、一見何もないように見えても、何らかの種、根、茎から
>生えてくるのであって、やはり何も無い所からは何も生まれません。
>Mr.マリックや、セロの手品も、何も無いところから何かを出している
>ように見えても、実はタネがあるのです。。。(くだらない???)

というお答えは、完全に正しいと思います。
ただ、ご質問の方は、おそらく、
「普通の花などは、種を撒かないと生えてこない。
 一旦枯れたら生えてこないし、ましてや、撒いても生えてこないことすらある。
 それなのに、雑草は何故、抜いても抜いても生えてくるのか?」
ということなのでしょうね。
それについては、まだ???かも知れないと思ったので、お役に立てれば、
とメールいたしました。

確かに、種や根などが残っているからこそ、生えてくるのには違いが無いのですが。
生えてしまったものを、小さいうちに抜いてしまっても、また新しく生えてくるのは
不思議に思えます。
野菜や草花ではあまりそういうことはおきません。
(ただ、野菜や草花でも、種が自然にこぼれたり、袋から飛び散らせたりした場合、
 次のシーズンや時期はずれに芽生えてくることがありますね。)

この疑問に対する、一つの回答が分かってきているようです。

それは、植物の種や根が成長する時、自らの発芽・成長を抑制する物質を出す、
ということです。
これはどういうことかというと、先に発芽した種が、発芽が遅れた種の発芽を
阻害するというのです。

すると、どうなるか。

先に芽生えた種が、うまく成長できずに、枯れたり取り除かれたりしたとします。
その時、初めて次の種が発芽することができるようになります。

つまり、一旦、雑草の種がこぼれて沢山、土に混じったとすると、芽生えを
抜いても抜いても、しばらくは次々に発芽が続く、ということになります。

発芽したものの、水分が無かったり、雨で流されたり、鳥に食べられたり
(人に抜かれたり)するので、大きくなれる芽生えは少ないと考えられます。
こうして自分自身の種が一気に発芽しないようにすることで、植物は
生き残る可能性を高くしていると考えられます。

こうした特性を利用して、最近、あることが行われています。
それは、環境保全の目的で、変化してしまった植生を元に戻すために、
古い土壌を掘り返して、昔に似せた環境に戻してやるのです。
すると、その当時、発芽できずに休眠していた種が発芽できるので、
何十年、何百年前の植生が、再現できる(可能性がある)、という
ことです。
NHKの番組で、昔、湿地帯だったところの土を、ビオトープに入れたところ、
絶滅が危惧されている植物が芽生えた、という話をやっていました。

考えてみれば、種だけでなく、草花でも、てっぺんの芽を摘めば、
脇芽が伸び始めます(これはジベレリンの作用を高校で習いますね)。
伐採した雑木林もしばらくすると、空間が枝葉で占められます。
競争と不必要な部分の成長の抑制、というのが植物の生き残りのための
大きな戦略なのでしょうね。



雑草の発芽が抑制された種の件、ネットで調べてみました。
シードバンク(種の銀行)というみたいですね。
幾つか、関連サイトを引用します。

森林火災の後の芽吹きなどにも関係しているんですね。
概念を説明しているサイトは見つからなかったのですが、
なんとなく雰囲気が分かると思います。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/consecol/japanese/journal/contents_v02_n03.html#koshimizu

http://www.phyton-cide.org/series9.html

http://www.mather.gr.jp/index.htm

http://www.si.gunma-u.ac.jp/t/ishikawa/bachlers2004/KariyaHP/bun/mokuji.htm


以上、ご参考まで。



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