なぜ地球の自転は、起きるの?




◆【わかりやすい解答】

前に、”表面張力”っていう、難しい言葉のお話をしたよね。
(  こちら を参照下さい)


 まず、地球はどうやってできたかというと、ずっとずっと大昔
太陽がやっと出来た時に、そのまわりにガスや小さなチリが
いくつも、いくつもあったみたいだよ。

 そのチリやガスがぶつかって段々大きくなって
いくつもの岩のようになっていったんだね。


 その岩と岩がぶつかっちゃって合体したんだ。

 君が泥ダンゴを作る時に、泥のかたまりと泥のかたまりをくっつけて
だんだん大きくしていくよね。

 同じように、地球の場合は、岩と岩がぶつかってだんだん大きく
なっていったんだ。 さらに大きくなった岩と岩がぶつかって、、、
そんな事をくりかえして、今の地球の大きさになったようだよ。

そうそう。そんな時に、ボロッってかたまりが落ちちゃう時があるよね。
月は、そんなふうに、ぶつかった時にボロッって落ちたみたいだよ。



 なんで地球が回転しているかというと、岩と岩がぶつかる時に、
回転しちゃうんだよね。


 一輪車に乗った人同士が、お互いに向かってきて、ぶつかる時に
腕を組んだりするのを見たこと無いかな?

 反対から来て腕を組むと、その後、くるくるって回転するよね。
そんなのをテレビで見たことある?

 まっすぐぶつからないと、ぶつかる時に回転しちゃうんだ。
一輪車だけでなく、ボールなんかでもぶつかって
回転しちゃうのを、見たことあるよね?




 そうやって、地球ができた時に回転しているのが今でも
続いているんだよ。


 公園にある回転ジムで遊んだことあるよね?


 最初に力いっぱい、回してあげると、何もしなくてもしばらくは
回ってくれるよね。

 古いジムで回すと「ギーッ」っていうような音がするのはすぐに
止まっちゃうけど、新しいジムはいっぱい回るはずだね。

 まだまだいっぱいあるよね。コマや自転車のタイヤ。
そう。みんな何も無ければ止まらないんだ。



 本当は、動き出したものはずっとそのままなんだよね。
だから何のエネルギーもいらないんだ。


 逆に止まってしまうのは、空気がじゃましたり、
”摩擦”といって、物と物がこすれる時に、熱が出て
動きをじゃまするんだね。




 実はね。最初に話した地球ができたお話は、いろんな人が
いろんな事から、調べたり、研究して、「こうやってできたんじゃないか」
って、わかってきたことなんだけど、はっきりはわかってないんだよね。

 だって、人間が生まれるずーっと前。地球ができるころの話だからね。

もっと興味があるのなら、君が大きくなって、いっぱい勉強して
色々調べて、みんなに教えて上げられるようになるといいね(^^)


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【解説】

 地球の誕生は未だはっきりとはわかっていません。
最後に大きい惑星同士がぶつかったとしたら、上記のような一輪車の
説明でしょうし、そこそこ大きくなった後に、小さな惑星がぶつかった
としたら、大きなボールに、小さなボールをぶつけるようなものです。

いずれにしろ、回転するのはこういう現象だと言えます。


 最初は、宇宙空間のチリやガスが、回転しながら引き寄せあい
ぶつかりあい、太陽系が出来上がったと考えられています。


 また、物体は外部から力を加えられない限りその運動を
保持します。 慣性の力です。

 「外部から力を加えない限り」、実は、地球には力が加わっています。
潮汐力です。

http://www.tensaiji.net/answer49.htm  を参照下さい。


潮汐力の影響で、地球の自転は、年々わずかながら遅くなっているのです。
地球誕生直後は、1日5時間とか、10時間とかいう説があります。


 びっくりしました?  といっても、

 現在は、1日約24時間ですが、今からの10万年後には、
1秒強ほど1日が伸びるであろうと言われています。

生きている間は、ほとんど関係ありませんね(笑)





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先週号の追記です。 読者の方から、下記の質問を頂きました。


> 突然の,しかも電子メイルで失礼致します.○○と申します.

> 最近登録させて頂いたのですが,科学の話を子どもに分かるように
> 分かりやすく簡単にまとめられて行数が多そうなわりにすぐに読む
> ことが出来,理解できるのが魅力ですね.
> 内容を理解して,同じ内容を子どもにも説明できるようになれると
> 身についたことにもなるのでしょうが,なかなかそこまでは到達で
> きそうにありません.

> さて,今回の配信で一つ疑問に思ったことがあるのでメイルさせて
> 頂きました.

>>  現在は、1日約24時間ですが、今からの10万年後には、
>> 1秒強ほど1日が伸びるであろうと言われています。

> この10年ほどの間に,毎年に近い状態で「うるう秒」が実施されて
> いるように感じているのですが,これと上記で言われていることと
> はどのような関係にあるのでしょうか.
> もしよろしければ説明して頂けると嬉しく思います.

> お手数をおかけ致しますが,よろしくお願い致します.


メルマガの購読と感想・ご質問を頂き、本当にありがとうございます。

 ご質問の件ですが、50年ほど前までは、地球の公転及び自転に
基づいて時刻を使用していました(天文時)。

 現在は、原子時計をもとに決められている時間が
標準時間として使われていますが、前述のように潮汐力などによって、
原子時計との誤差が生まれてしまいます。

 天文時と、原子時計の時差が0.9秒以上ずれないように、
調整が入ります。それが、うるう秒としての調整です。


こちらに、うるう秒実施日一覧が出ていました。
http://jjy.nict.go.jp/QandA/data/leapsec.html

次回の調整は、今度の正月(2006.1.1)です。
正月に、酒を飲みながら、前回の地球の自転の話と共に
ちょっとしたうんちく話にでも、お使い下さい。(^^)




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