紅葉とは？ 〜どうして葉は緑から赤に変わるの？
◆【わかりやすい解答】
どうして葉が緑色なのかは、わかったよね？
（ http://www.tensaiji.net/answer45.htm こちらを参照下さい）
そう、いっぱい太陽の光を使って、酸素をいっぱい作って
くれているんだよね。
秋になるとどうして葉の色が変わるんだろうね？
秋や冬になると、どうなるかな？
（色んな意見が出るとは思います）
そうだね。 あと昼間の時間。太陽が出ている時間だね。
これはどうなってくるかな？
そう、短くなってくるよね。
そして、曇りも多くなるし、冬は雪がふったりするね。
そうすると、大事な原料の光があまり来なくなってしまうから、
葉緑体がいっぱいあっても、あまり使うことがなくなっちゃうんだ。
使わなくなった葉緑体はだんだんとこわれてきちゃうんだよ。
葉緑体がいっぱいあって、緑色に見えていた葉っぱは、
・黄色い色になる葉っぱは、もともと黄色いツブがあったんだけど、
葉緑体がいっぱいで見えなかったんだ。
葉緑体がこわれちゃったから、黄色のツブが目立つようになって
黄色に変わったように見えるんだね。
・赤くなる葉っぱは、葉緑体がこわれて、他の栄養などに変わっちゃう
ものもあるんだ、緑色から赤色に変身してしまう。
なんか信号機みたいだね。
・そして、落ちていく葉っぱは、葉緑体がこわれて、木のためには
全然役に立たなくなると、落ちてしまうんだね。
葉っぱが余計な栄養や水を使わないで、春に新しい葉っぱや
花が咲くために準備をしているんだろうね。
でも、葉っぱがずっと緑色の植物もあるよ。
いろんな種類があるけど、みんな一生懸命生きるために
それぞれ、いろいろに進化してきたんだろうね。
天才児ネット（もりした著）の本
◇ ◇ ◇
【解説】
緑葉は、クロロフィル。黄葉は、カロチノイドという色素です。
カロチノイドは元々葉が緑色の時から存在しますが、クロロフィルが
壊されたことにより、日の目を見ることになります。
なぜ、クロロフィルを含む葉緑体が壊されるかというと
枝から葉に水や養分を運ぶための管が閉ざされてしまうからです。
紅葉は、原理が異なり、クロロフィルが、アントシアンという
赤い色素に変化してしまうのです。
実は、クロロフィルがアントシアンや糖に変化するのは確かですが
どのようなメカニズムで変化するのかは未だにわかっていないようです。
さて、小さなイチョウなどの鉢植えを、昼間は日のあたるところに置き
夜は冷蔵庫の中に入れてしまう。
これを毎日繰り返すと、一週間ほどで見事な紅葉になるようです。
擬似的に、晩秋の状態を作ってしまうのです。
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