のり(接着剤)やセロテープは何故くっつくの?
◆【わかりやすい解答】
のり(接着剤)がくっつくのとセロテープがくっつくのは違う力だよ。
接着剤の方から説明するね。
(まずは船のアンカーの絵を描いてあげてください。写真でも良いです)
ヤリの先も同じだけど、アンカーみたいな形になっていると、抜けにくいよね。
接着剤も同じ事が起きてるんだよ。
接着剤は、くっつける物の中に入り込んで、アンカーみたいな形で固まるんだ。
そうすると、物と接着剤は離れにくくなるよね。
そして接着剤自体も固まるから物はくっつくんだ。
例えば木の板をくっつける時。そのまま見るとわからないけど、虫メガネで
もっと大きくしてみると、板はツルツルでなくて、ザラザラになっているよね。
そこには小さい小さい穴が空いているよね。穴は大体中がちょっと膨らん
でいるのが多いんだ。接着剤を木につけるとそこの穴に入り込んでいくんだよ。
しばらくすると接着剤は固まってくるでしょ。
そう。ちょうどさっきのアンカーと同じように穴の中で膨らんだような形で
固まるから抜けにくくなるんだよ。指に付いた接着剤もくっついちゃうよね。
指もよ〜く見てごらん(この場合は指紋や毛穴で十分です)、本当は
すべすべじゃないんだよね。
ほとんどの物は大きくしてみると、すべすべじゃ無い物が多いんだよ。
接着剤を指に付けて、乾いたら触ってごらん。すごいスベスベでしょ!
セロテープの方は、粘着剤っていうのが付いていて、ネバネバしているんだ。
接着剤と違って、乾いて固まっていかないんだ。納豆みたいなネバネバがずっと
物にくっついているんだよ。
セロテープは固まって、ネバネバがなくなってくると、はがれちゃうんだ。
天才児ネット(もりした著)の本
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【解説】
接着剤は上記で説明したアンカー効果と水素結合等の化学作用によって
接着すると言われています。(今の所一致した定説はないようです)
化学的作用は、種類によっても違うので、今回は省きました。
(説明も難しくなるので)
工芸品などでは、取っ手や首の部分を付ける時、接続部分に突起物でわざと
キズをつけるそうです。その上で水分で濡らし接続する。濡れたことで粘土が
溶けてキズに入り込む。まさにアンカー効果を狙ったやり方のようです。
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